駆逐艦「初春」建造記(3) 舷窓の穴を開ける
手短に文章をまとめる能力が欠如している気がしてきました。毎度おなじみ初春製作記です。
前回、船体の線*1と、舷窓の「まゆ毛*2」を剃りました。今回は、窓枠のあった部分に穴を開けます。
さて、窓部分にピンバイスで穴を開けるのですが、天津風のときは0.4mmの刃で開けていたのですが、どうも写真で見る実物の印象より窓が小さく見える。なら0.5mmで、と作業を始めたところで、窓の大きさについてTwitterで春園燕雀様より情報を頂きました。
@jun9128 タミヤから出ている軍艦雑記帳によると、直径200〜300mmだそうです。船体の舷窓は殆ど士官室と兵員室なので250mm、艦橋の一部が海図室などで300mmになる様です。ご参考までに。
— 春園燕雀 (@EnjakuHaruzono) 2016, 1月 17
1/700スケールで0.5mmの穴は350mm。0.4mmなら280mm。実物のサイズと近いのは0.4mmということに。その後、「全て実物サイズそのままでは作れないので、縮尺そのままが模型として正しいわけではない」という意見も頂いて、今回は0.5mmで作ってみることにしました。
自分としては、以下の理由で正しいスケールの模型と実物の写真の印象が異なる原因は、以下のような可能性があると思っています。
・写真の印象は、白黒写真なので黒い窓部分が強調されて大きく見える。
・写真の場合、実際の窓の大きさプラス、影が落ちる分、窓が大きく見える。
・模型の場合、塗料を塗るので、その厚み分窓が小さく見える。
・模型の場合、窓は暗い空洞なので、実際のサイズよりも小さく見える。
初春を大きめの窓で作れば天津風と比較してみることもできますし、完成後の楽しみが一つ増えました。
そして今日1/19の時点で、右舷艦首部分の窓は開け終わりました。しかし、写真に撮って拡大すると・・・ズレまくってて凹みますね・・・。これでも今までよりは上手く行ってる方なのです。
上段は元から穴が開いてたのでほぼズレませんが、下段は逆に出っ張ってる*3ので刃先が定まりません。船体後部の窓も同じ処理がされており、完全に削ると位置がわからなくなり、残しすぎるとズレまくります。ズレる方が気になるので、一つ削ってはそこに穴を開け・・・という作戦でいこうと思います。
まぁ下段の窓達も、一直線が大きくズレているわけではないので、とりあえずこれで良しとします。削った際のバリを取るために全体をやすりがけして塗装もするので、元あった窓の場所はきっと分からないでしょうw
そして今日のMVTは、手前に写ってるタミヤの精密ピンバイス・・・の、刃のセット*4です。もっと良い刃(特に柄の部分が太くなってるやつが本当は欲しい)は沢山ありますが、艦船模型作るならとりあえず持っておいて損はしないセットです。カーモデルや飛行機等の場合は、1.0mmや1.2mmもあるといいかもしれません。俺も下のセットとその2本持ってます。今回0.4mmと0.5mmで悩めたのもコイツのおかげです。
本日のMVT:タミヤ極細ドリル刃セット
- 出版社/メーカー: タミヤ(TAMIYA)
- メディア: おもちゃ&ホビー
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製作途中もそうですが、完成品も写真に撮ると粗が見えまくります。それはもう容赦ないくらいハッキリ見えます。ただ、修正箇所や、次回作るときに気をつけるべきポイントを知ることができるので、ブログ等で公開するつもりがなくても、完成したと思ったら一度写真を撮ってみることをオススメします。
と、偉そうなことを言ってみたところで今日は終わりです。週末の作業ネタが尽きたので、次回は別のテーマで書こうかな?
ブログはすっかり模型一色に染まってますけど、頭の中は色々な興味で尽きません。