III突B型製作記(3) 履帯地獄からの生還

ここ数日、寝不足からの鼻炎→薬を飲んで眠気にやられる、のループから抜けられずにブログ更新できませんでした。
やっと週末!ということで、少しでも製作記を前に進めておきましょう。

前回は転輪地獄で終わってましたが、今回は履帯地獄です。
キットによって最初から輪になってるもの、数十のパーツに分かれているもの等々あるようですが、タミヤの1/48III突は10個ほどのパーツに分かれていて、それを連結して一続きの輪にする、という方式でした。
Rの急な前後は特に細かく分かれていて、上下のほぼ直線の部分は一つのパーツでできています。

こんな感じ。とりあえず指示に従って順番に付けてみましょうか・・・

とりあえず一つ付けて、次を・・・

ポロッ

えーと。接着面積が小さすぎてすぐ取れるんですが。Mr.セメント流し込みタイプじゃムリか?すぐ乾くのでイケると思ったんだが。
3個付けては2個取れて、というループにはまり、試行錯誤を続けるうちに次の方法なら安定することを発見。

矢印の部分に、前に紹介したタミヤ瞬間接着剤を塗ってギュっと押し込めば安定しました。でも完全に固まる前に、転輪に沿ったカーブを付けないといけないので、時間との勝負。一気に作ってしまいましょう。


調子が出てきたところ。一つ付けては転輪に沿わせて形をつくっていきます。


もうちょい


片方できました。ちょっと右下が余ってる感じがするけど気にしない。


反対側も同じように。


2回目なのでさっきのより上手くいってるかな?でも今度は上のたわみが少しズレてるなぁ。

と、こんな感じで履帯だけで2時間くらいかかりましたw
いつもながら手が遅い。でもここからもうひと頑張りしました。その模様はまた次回、ということで。
地獄だ地獄だと言ってますけど、楽しいですよ、戦車。1/48は手のひらサイズで気軽に作れそうです。ダイキャスト車体付を次も選ぶかは微妙ですがw

今日のMVTは、二回目の受賞です、タミヤ瞬間接着剤ブラシ付さんです。てか今回他のツール一切出てない!

予告:III突B型製作記完結編


実はもうほぼ出来上がっています。
履帯地獄に苦しめられながらも、あとは小物を付けてデカール貼れば完成。
とりあえず自分のいつもの流儀で、汚しは最低限。とりあえず。気が向いたらやるかも。

先週の金曜の仕事終わりで映画館に行きまして。
同じ映画を映画館で二回観ることになるとは思ってませんでした。

察しがいい方とツイッター見てる人は何のことかわかるでしょうが、
土日の空いてる時間ずっと戦車の模型触るモチベーションになる。
艦船模型を艦これきっかけで始めたように、戦車模型も始めるパ
ワーの源泉があったわけです。なにとはハッキリはいいません。
良い歳してなにやってんだという人もいるでしょう。まぁそれは
分からなくもないです。でもじゃないですか。せっかく人生いい
感じに楽しくなってきたのです。こうして趣味を持ち、外に向かい
発信するようになって、ずいぶんと充実した日々を送っていますぞ。


遊んでみました。文章メチャクチャですが、「わかるヤツだけわかればいい」ってやつですか。パが苦しいw

製作はほぼ終わってますのであとは記事にまとめるだけの段階です。
自分で勝手に始めておいてアレですが、MVTのネタすぐ尽きるよなぁコレ。
そのうち百均のアイテムとか出てきますね。まぁそれはそれで需要ある情報かもしれませんが。
高いツールも使いこなせないと宝の持ち腐れ、安いツールは上手く使えば値段以上の大活躍をすることも。
実際に作る過程も楽しいですが、工夫して上手くいったときも同じくらい楽しいですし、工夫しようと頭をひねる時間もまた楽しいものです。

近いうちに多分2回か3回に分けてIII突B型製作記を完結させます。
初のAFVの模型というだけでなく、ブログに記録を書き始めて、頭から最後まで記事にした初のキットということに。
読んで頂くのももちろんですが、自分で振り返るのも楽しみの一つです。次戦車何作ろうかなぁ。
その前に積んであるプラモを崩さないとですなぁ。

DCS Worldをプレイしてみた+α

基本無料で現代の軍用機のフライトシムができる、とうわさのDCS Worldをプレイしてみました。
Steamから基本無料でダウンロードでき、Su-25とTF-51*1を操縦することができます。

インストール後、起動するとアカウントでログインする画面が出ますが、スキップ(×を押す)でいいみたい。
というかアカウントを作る場所がゲーム中、ゲームの公式サイトのどこにも見当たらない。DLCを購入する時にアカウント作って認証するのかもしれないが、いくらなんでも不親切、説明不足過ぎる。
いきなり不満タラタラですが、言語設定に日本語は無いので英語でプレイ。まぁこれはしょうがない。
持ってるフライトスティックとラダーペダルを接続して、キーコンフィグせずにチュートリアルをやってみる。

こんな感じ。インストラクションの音声も字幕も英語やけど、次どうしろという指示が理解できれば何とかなります。

しかし、コンフィグしなかったとはいえ、操作がやりづらい・・・。
シミュレーターなので操作できることが多く、全て完璧に設定するのは大変なのです。インストラクションで教えてくれるのは全てキーボード操作やし。
さらに、ラダーペダルの左右ブレーキ軸がピッチ、ロール軸に割り当てられてる。デフォルトはこんなもんか・・・。

仕方ないのでギア操作やフラップ操作、ブレーキ等よく使うキーだけでも設定しようとキーコンフィグ画面を開くが、これが分かりづらい!
総じてインターフェースがこなれてない感じがしました。まぁ毎回開くような画面ではないけれど、シミュレータは最初にじっくり設定を煮詰める必要があるので、ハードルが上がってしまった。

最初のフライトはTaxi中にギアアップして操作不能に陥るというカッコ悪い終わり方をしてしまい、二回目はキーコンフィグもして何とか離陸成功。

画質はまぁまぁ綺麗(画質設定は高めに上げてあります)。ただしスティック側の設定のせいなのか、操縦桿が左に傾いた状態にいきなりワープするため、非常に操縦が安定しない。他のゲームでは大丈夫だったので、このゲームの入力受付に問題があるっぽい。

離陸ミッションの次はナビゲーションの練習で恒例の輪っかくぐりをやらされます。これはまぁ難しくはないです。
で、次は着陸だーとミッションスタートするも、いきなり「左Ctrl+`」を押せ(Shiftは押すな)という指示に詰まって操作不能
英語キーボードだと半角/全角キーの位置にあるのを今画像検索で確認しましたが、日本語キーボード設定でも行けるかは不明。これをプレイするときは英語キーボード設定にした方がスムーズかも。

都合1時間ちょっとしかプレイしてませんが、総じてインタフェースに難がある印象。でもまぁフラシムだし、と言ってしまうのは簡単ですが、楽しくなる前にプレイ止めちゃう人が多そう。俺も今日のところはそうでしたし。
もったいないなぁ。フラシム楽しいのに。

では2年くらい前にMODモリモリ入れて撮ったMicrosoft FlightSimulatorXの画像*2でも貼って今日は終わりにします。

*1:P-51の練習機型、武装無し

*2:買ったままだとJALANAの機体は出ないしBoeing767もいません。MODで追加しました。しかし塗装が懐かしい・・・

たまには普通の日記でも

こんなタイトルを本文書く前につけましたが、全然普通じゃなかったです。
長い上に文章ばっかりで退屈かもしれません。それではどうぞ。

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今日は朝から雪が降ってまして、起きた時にはうっすら白くなる程度だったのが、出社する頃には道路にも積もるほどに。
幸い出社時はちょうど止んでいたので降られることはなかったものの、滑らないように歩いてました。

以前ゲームは何だかんだで人生の役に立つこともあるよ、というようなことをTwitterで話していたのですが、滑りやすい地面で滑りそうになった時はジャンプすればいい!という、スーパーマリオブラザーズ3のワールド6で仕入れた情報は実際には役に立ちません。余計盛大にコケるだけです。

ゲームといえば、今日職場で軽くダライアスの話題が出たのでSteamを久々に起動。でも高い。気軽に買える値段ではありませんでした。名作横シューという話は聞いてるので気にはなるのですが。

シューティングゲームは中学か高校の頃、バトルガレッガにハマりました。スチームパンクな世界観、鬼のような弾幕、これまた鬼のようなランク調整とメチャクチャ難しいですが、苦労して5面ボス「ブラックハートII」にたどり着いたのは良い思い出です。すぐ蒸発しましたが。

縦シュー弾幕ゲーと言えば東方。一応大体持ってますが、最近のは積みゲーと化してます。星までは一応一通りノーマルですがクリアしました。曲が好きなので頑張ってExtraは出します。

好きなゲームは大体音楽も大好き。ゲームにおいて音楽の占める比重は大きいです。
定番のDQ、FF、サガから、世界樹の迷宮幻想水滸伝エースコンバットアーマードコア
最近は艦これの曲も好きです。話題になってるのを知って、何となく始めてちょうど2年。こんなにハマるとは思ってませんでした。キャラがどうこうもいいですけど、音楽と試行錯誤と収集要素、スタミナなしとかが上手い具合に好みにハマったようです。

模型、特に艦船模型にハマったのも艦これが無関係ではありません。まぁ大方の予想通りでしょうが。
艦これWikiに「おすすめプラモデル」というページがありまして、そこを参考に最初のキット(陽炎)を買いました。

ゲームが実際の生活に役立つか、直接は滅多にないでしょう。ゲームで弾幕避けられても実際に弾丸が飛んできたら避けられませんし、暴漢に襲われても魔法も使えません。道で滑ったときにジャンプしてもダメです。脳トレ系や学習系、WiiFitとかは役立ちますがゲームかというと正直微妙です。
でもゲームをきっかけに新たな趣味を見つけたり、生活が豊かになる可能性はあると思います。
いや、ハマりすぎて重課金したり廃人になる可能性も、特に最近はあるので一概には言えないのですが。何事も過ぎたるは及ばざるが如し。

今までも趣味と言えそうなものはいくつもありましたし、ベース弾いたり宇宙に思いを馳せたり、今も続いてるものも沢山あります。
音楽も小学校の頃ピアノを習ってて、FFやDQの曲ばっか弾いてました。プログラムに興味を持ったのはファミリーベーシックでした。三国無双で三国志にハマって読書に目覚めもしました。ダビスタにハマって競馬を覚え、エースコンバットにハマって軍用機に詳しくなり、艦これにハマって模型にハマり。
自分の趣味の根底というか、入り口にはゲームが関わってるなぁ、というお話に落ち着きました。宇宙だけは「せいざをみつけよう」という絵本がきっかけです。
何せ今は仕事でもゲームに関わっているのですから。人生、わからないものです。

思いつくままに日記を書くのは楽しくもありますが、読んでる側は置いてけぼりを食らってるだろうなぁとも思います。
一つ一つ掘り下げて書いてもいいのですが、今日は思いつくまま。詳しい話は、万が一聞きたい方がいたらご一報下さい。ブログには書けない内容は応相談ということでw

駆逐艦「初春」建造記(3) 舷窓の穴を開ける

手短に文章をまとめる能力が欠如している気がしてきました。毎度おなじみ初春製作記です。

前回、船体の線*1と、舷窓の「まゆ毛*2」を剃りました。今回は、窓枠のあった部分に穴を開けます。

さて、窓部分にピンバイスで穴を開けるのですが、天津風のときは0.4mmの刃で開けていたのですが、どうも写真で見る実物の印象より窓が小さく見える。なら0.5mmで、と作業を始めたところで、窓の大きさについてTwitterで春園燕雀様より情報を頂きました。


1/700スケールで0.5mmの穴は350mm。0.4mmなら280mm。実物のサイズと近いのは0.4mmということに。その後、「全て実物サイズそのままでは作れないので、縮尺そのままが模型として正しいわけではない」という意見も頂いて、今回は0.5mmで作ってみることにしました。

自分としては、以下の理由で正しいスケールの模型と実物の写真の印象が異なる原因は、以下のような可能性があると思っています。

・写真の印象は、白黒写真なので黒い窓部分が強調されて大きく見える。
・写真の場合、実際の窓の大きさプラス、影が落ちる分、窓が大きく見える。
・模型の場合、塗料を塗るので、その厚み分窓が小さく見える。
・模型の場合、窓は暗い空洞なので、実際のサイズよりも小さく見える。

初春を大きめの窓で作れば天津風と比較してみることもできますし、完成後の楽しみが一つ増えました。


そして今日1/19の時点で、右舷艦首部分の窓は開け終わりました。しかし、写真に撮って拡大すると・・・ズレまくってて凹みますね・・・。これでも今までよりは上手く行ってる方なのです。
上段は元から穴が開いてたのでほぼズレませんが、下段は逆に出っ張ってる*3ので刃先が定まりません。船体後部の窓も同じ処理がされており、完全に削ると位置がわからなくなり、残しすぎるとズレまくります。ズレる方が気になるので、一つ削ってはそこに穴を開け・・・という作戦でいこうと思います。
まぁ下段の窓達も、一直線が大きくズレているわけではないので、とりあえずこれで良しとします。削った際のバリを取るために全体をやすりがけして塗装もするので、元あった窓の場所はきっと分からないでしょうw

そして今日のMVTは、手前に写ってるタミヤの精密ピンバイス・・・の、刃のセット*4です。もっと良い刃(特に柄の部分が太くなってるやつが本当は欲しい)は沢山ありますが、艦船模型作るならとりあえず持っておいて損はしないセットです。カーモデルや飛行機等の場合は、1.0mmや1.2mmもあるといいかもしれません。俺も下のセットとその2本持ってます。今回0.4mmと0.5mmで悩めたのもコイツのおかげです。

本日のMVT:タミヤ極細ドリル刃セット

タミヤ クラフトツール 極細ドリル刃セット 74044

タミヤ クラフトツール 極細ドリル刃セット 74044

製作途中もそうですが、完成品も写真に撮ると粗が見えまくります。それはもう容赦ないくらいハッキリ見えます。ただ、修正箇所や、次回作るときに気をつけるべきポイントを知ることができるので、ブログ等で公開するつもりがなくても、完成したと思ったら一度写真を撮ってみることをオススメします。

と、偉そうなことを言ってみたところで今日は終わりです。週末の作業ネタが尽きたので、次回は別のテーマで書こうかな?
ブログはすっかり模型一色に染まってますけど、頭の中は色々な興味で尽きません。

*1:恐らく船体の鋼材の継ぎ目を表現していると思われる。

*2:窓枠のこと。模型では特に上部分が強調され、まゆ毛に見えることからそう呼ばれる。(勝手な解釈ですw)

*3:戦争後期になると居住性より防御ということで、多くの艦船で不要な窓は鉄板で塞がれた。出っ張っているのはその表現と思われる。

*4:0.3mm、0.4mm、0.5mm、0.6mm、0.8mmの5本セット。確かヨドバシで800円前後で購入したので、単体で買うよりは安かった。

駆逐艦「初春」建造記(2) ハデすぎる?船体をスマートに

まずは前回の記事の訂正を。あろうことかタイトルを間違えてましたorz
天津風作った記事はその前なのに「天津風建造記」になっていました。どんだけ好きやねん。まぁ、かなり気合入れて作ったので、思い入れはあります。初春もそんな風になったらいいなぁ。

気を取り直して、日曜にやった作業の振り返りです。前回は艦橋を組み立てただけで終わっちゃいましたが、今度は船体を削っただけで終わります。でもそれには一応理由がありますよ、というのが今日のお話。

まずはこの写真を見てください。

右が今作ってる初春型一番艦「初春」、左が次に作る予定の白露型*1「時雨*2」「五月雨*3」のキット(フジミ模型)です。
この二隻を横に並べて、同じ写真に撮りたいと思っています。というのも、初春と白露型のは佐世保所属で一応同僚でした*4
写真のまま作って並べると、なんだか初春だけゴテゴテ付いてます。白露型にも横線*5が一本ありますが、初春はさらに数本あり、窓も何だかボコボコついてて目立ちます。
実物の船の写真を見ても、横線や窓のボコボコはわかりませんので、思い切って削り取ってしまいましょう。一隻だけならまぁいいですけど、複数並べたとき浮いてしまうので*6

そこで登場するのが左にチラッと写ってる白い刃のツール、ガイアノーツ「マイクロセラブレード」です。パっと見はデザインナイフに見えますが、刃の部分はセラミック製。使い方はデザインナイフとは全然違って、刃を寝かせて引っかくようにして出っ張りを削っていきます。ナイフではなくヤスリに近い。これでガシガシ削って、あとで紙やすりで跡を消します。


こんな感じにキレイになりました。最初の写真と比べて、白露型と同じくらいの見た目に近づきました。まだちょっと粗いところがあるので、作業を進めつつ修正していきます。

えーと実はこのあと続きを書いていたのですが、めっちゃ長くなってしまったのでまさかの二日連続次回に続く、となってしまいます。続きを期待してる方がいるのか多少の不安を覚えつつ、本日のMVTの発表です。
ってこいつしかいないです。ガイアノーツ「マイクロセラブレード」です。デザインナイフと紙やすりでできないこともない作業、しかし俺にはこれがないと無理でした。紙やすりだと削るの大変!でもデザインナイフだと抉りすぎてしまう!そんな時こそこいつの出番。かゆいところに手が届くツールだと思います。

ガイアノーツ G-12 マイクロセラブレード

ガイアノーツ G-12 マイクロセラブレード

また、今回の初春の船体の過剰な装飾を削る手法については、以下の書籍を大いに参考にしています。天津風についても、この本の手法に基づいて作成しました。

ではまた次回。

*1:初春型の次、陽炎型の二つ前のタイプの駆逐艦。ちょうど二つの進化の過程にあるようなデザインや性能の船です。詳しい紹介はまたの機会に。

*2:二番艦

*3:六番艦

*4:以前作った「陽炎」、「神通」、「衣笠」、「天津風」はいずれも呉所属。

*5:舷外電路。磁力に反応して爆発する磁気機雷が反応しにくくなるように、ぶっとい導線に電流を流していた(消磁。現代でも特に潜水艦では重要。)

*6:デフォルメされたSFCのゲームに、ちょっとリアルなPSのキャラクターがそのまま登場するような感じです。って伝わるかなコレ

駆逐艦「初春」建造記(1) キット紹介と艦橋の作成

昨日の日記を書いていたら無性に船が作りたくなったので、結局昨日今日と作業してました。
本当は走りに行きたかったのですが、寒かったので諦めましたw

今回作成するキット

さて、アオシマ1/700初春1941を作るにあたり、実物の初春型駆逐艦一番艦「初春」について簡単にご紹介。
1933年に新造されたとき、非常にコンパクトな船体に武装をこれでもかと積んだ結果、トップヘビー*1でバランスが悪く、非常に危険な船となってしまいました。
そこで武装を撤去したりしてバランス調整をした結果、今から模型で作ろうとしている姿になりました。ちなみにバランス調整前のヤバいシロモノも、同じくアオシマからキット化されています。
前回作った「天津風」に比べて小柄な船体*2武装も少しだけ前の世代のもの*3が使われています。その辺の違いは完成後に比較できたらと思います。

前置きが長くなりましたが、実際作業を始めてみると、陽炎型と比べて・・・

部品ちっさ!いや陽炎型にも同じような部品はある。大きさも大差ない。でも取り付け難易度がちょっと上がってます。こっち先に作らなくてよかった。
艦船模型の敷居の高さのひとつに、この部品サイズがあります。1/700スケールなので実物が70cmの部品も1/700の模型だと1mmになってしまいます。人間も2mmちょっと。ひとたび部品が手から零れ落ちたらさあ大変。防災用懐中電灯を片手に警察の鑑識作業ばりに床に這いつくばることになります。

閑話休題
ひとまず艦橋を上下二つに分けて組みます。完全に作ってしまわないのは、床を塗るため。今回艦橋の窓がクリアパーツなので、いつもより少し気を遣います。

ここでひと手間、艦橋のパーツの合いというか形成状態が悪く、ちょっと隙間が開いてるのでタミヤパテで埋めます。パテを爪楊枝の先にちょっと取って少し盛り上がるくらいに塗りつけ、デザインナイフと紙やすりで表面を整えます。

影になっちゃってますが、パっと見て隙間はなくなりました。箱状の構造物に隙間があるとほんの少しでも目立つので、特に艦橋は毎回隙間を丁寧に埋めてます。
後ろにチラッと映ってる煙突も組んで、船体の側面の窓や横線について考察しながら作業したのですが、長くなったので明日に持ち越します。

一応今回のMVT*4タミヤパテ選手。一応Mr.セメント流し込みタイプ*5はほとんどの場面で大活躍してるんですが、毎回こいつだと変化がないので。でも最初タミヤセメントだけで陽炎を作ったときと比べて、流し込みタイプを買ってから明らかにキレイに作れるようになりましたよ。そのうちツール特集も組みましょう。月間MVTとかいいかもw

本日のMVT

*1:重心が高く、ちょっとした波で転覆してしまいかねない

*2:当時日本を含む各国は軍縮条約を結んでいたため、船体の大きさに制約がかけられ、自由に大きな船を作ることができなかった。一方天津風を含む陽炎型は条約脱退後に設計されたため、大きさの制約がなかった。

*3:こちらは単純に設計年次が古いため。艦これのように自由に装備換装はできませんので・・・

*4:Most Valuable Tool。MVPツールはおかしいなと思ったのでw

*5:塗ってから張り合わせるのではなく、合わせておいて隙間を上からなぞって接着する。接着剤のはみ出しが起きにくく、乾燥が非常に早い。